強烈な直射光がさしてくる酷暑期です。 雨には当てず、早朝の水やりを完全にします。軽石、赤玉土の水やりは朝明砂より間隔が長くなりますから、水分過剰にならないように、水やりは控えめにすることがオモトづくりのコツです。 |
─置き場─ |
<作柵の場合> | <温室の場合> |
・梅雨も明けて、灼熱の太陽が中点から照りつける日が多くなります。 ・採光は午前8〜9時ごろからよしずや遮光用ネット(1210番)で日除けをします。 ・特に暑い日は午前10時頃から日除け資材を2枚にし、暑さをやわらげてやることが必要です。 ・日除けは、オモトの上だけでなく、広い範囲に行いましょう。 ・日除けは太陽が沈んだら取り除きます。 ・雨に当てないよう注意しましょう。 ・通風に十分気をつけましょう。(ただしオモトの近くで扇風機をかけるのは×。葉に長時間風が当たると、乾燥して痛むことがあります) ・夜は雨よけをしてください。 |
・天窓、窓のすべてを開放し、午前8時〜9時ごろからよしずや遮光用ネットで日除けをします。特に暑いときは、10時ごろ2枚にして暑さをやわらげてやります。換気扇を回して通気を十分にはかってやることも必要です。雨に当ててはいけません。 夜は天窓だけを閉めて雨をよけます。 |
<台風対策> | |
台風の接近が予想されるときには、鉢は、棚の下などに置いて倒されないようにしましょう。作棚なども補強しておくとよいでしょう。雨には当てないようにします。 |
─水やり─ |
晴天の日は、毎朝(6時〜8時ごろ)涼しいうちに抜き水を行います。日中の高温時の乾燥には軽いバラ水を行いますが、鉢内が過湿にならないようにします。 夕方には鉢内の乾燥も激しく、気温も高いので、もう1回抜き水をします。日中の高温で鉢内の温度も高くなっているので、最初は鉢底から生ぬるい水が出てきます。かけた水と同じくらいの温度の水が水が出るまで、時間をかけて水やりするのがポイントです。 夕方の抜き水は、葉水をかねて葉上から行います。夕方の抜き水を上げ水と呼びます。 夜間、気温が低くなる湿度の高い場所では、早朝の抜き水と日中のバラ水だけにしてもよいでしょう。 雨天、曇天の日は、鉢の乾き具合を見て、朝抜き水を行います。 軽石植えの場合は、2日に1回、赤玉土植えの場合は、4日から1週間に1回の目安で抜き水を行い、乾いたらバラ水を行います。 |
─肥料─ |
高温時の施肥は、消化不良を起こし、芋を軟弱にするので、施肥は厳禁です。 <アク水> |
─上コケのとり替え─ |
乾きやすくて、保水が弱くなり、また水の通りが悪くなった上ゴケ(水ゴケ)は、根を傷めないように取り替えて、用土上部の保水を良くします。 |
植え替え |
今月は植え替えを行ってはいけません。 |
─株分け(割り子)─ |
今月は株分けを行ってはいけません。 |
─芋切り─ |
今月は芋切りを行ってはいけません。 <芋吹き苗> |
殺虫剤のスミチオン1000倍液か、マラソン1000倍液や殺菌剤のベンレート1000倍液などを、各1回散布します。 |
─根巻きもの─ |
植え替えの適期ではないので、根巻きものは買わない方が良いでしょう。 |
─鉢植えもの─ |
植え替えはよくありませんから、買うときに芋、根をよく見て買いましょう。 |