恒例の御棚見学は平成13年7月20日と21日の両日にかけて、愛知県を三河方面から回り実施されました。
では今回の訪問先を紹介します。
◎岡崎市 志賀 考司様
◎西尾市 天野 力様
◎海部郡 二宮 勇様
友松 眞二様
服部 智英様、
◎津島市 太白園様
◎羽島市 志知 晃幹様
◎桑名郡 服部 光克様
の御棚です
さて午前9時、京都駅から勇躍バスに乗り込んだものの名神高速がトラック事故の影響による大渋滞でバスは1つも進みません。
一同イライラしつつも、車中はオモトの話で盛り上がり、趣味を共通にするものは世の中がひっくりかえっても大丈夫だと変に心強く思ったものです。
【愛楽園様】
ようやくの思いで愛楽園にたどり着いたのは予定を3時間遅れの4時でした。
ここで関西地区以外の参加者の方々と合流ししました。しかしながらこの事態にも疲れも見せず一同はめいめいが思い思いの錦鉢を貪欲に購入してい
たのはさすがです。
いつも通り行くからにはあくまで貪欲にという会長の方針を忠実に実行する私たちです。
【志賀様の御棚】
4時45分に最初の訪問先、栄松の作出で高名な志賀氏の御棚を拝見です。
棚は太い柱とよしずで囲まれこの時期にもかかわらず中のおもとはいかにも涼しそうです。
さてその栄松ですが賀松を雌木に雄木ははっきりしないが多分大松丸であろうとの事です。
実親賀松は松谷千代田によく似た木ですが、セルフで羅紗地のものが生えまた斑も入るとの事。
一方大松丸は葉幅を引いた肉厚の丸葉でぼってりした感じの木でした。その他鹿島、大判、友禅大宝、カキガラ錦福、英宝など約200鉢の実親を培養され、今年は千代田系と縞羅紗系合わせて15を鉢上げされていました。
最近ではもっぱら玄海獅子を使っての千代田獅子の作出に力を入れておられるようです。
その玄海獅子は青、縞と大変多くあり特に青の親木は間口が5pもあるような雄大で誠に素晴らしい作です。さずや大きくたくさんの実を付けることでしょう。
棚の中でめについたのが青の千代田系獅子の、横から出た子にきれいな斑が乗っており、これに葉が巻くと大変な木になりそうです。
棚の中で目についたのが青の千代田系獅子の、横から出た子にきれいな斑が乗っており、これに葉が巻くと大変な木になりそうです。
ところが今回いろいろとお世話になった桶庄氏いわく、斑が出ると巻きにくい、斑と獅子芸また葉脈と巻きの関係を研究することが今後の課題だろうとの事です
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なるほどお棚見学の意義もここにありと感じ入った次第でありました。
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