<か>
かがみ 芋吹きの芋の切り口のこと。
牙歯竜 がしりゅう 櫛ですいたような細かい竜が並んで出るものをいい。葉幅全部に出たものを「総牙歯竜」という。
片繰り かたぐり 葉が片方だけに伸びている状態。
片覆輪 かたふくりん 葉の片側だけにある縁どり。
鎌葉 かまば 悪い葉芸の一つで、鎌の刃のように片方に折れ曲がった葉。

<き>
利き恨 ききね 芽当たりのすぐ下に出ている根で、その芽当たり自身の根のようなもの。
木勢 きせい そのおもとの勢力。
きまリもの   命名され、登録されて、すでに銘鑑に載っているおもと。
キラメ   覆輪、縞、図、虎、斑などの進化したものの殖え木が、突然後退した状態になる現象。
切り上げ きりあげ 芋腐れなどを起こしている部分を切り捨てる手術。
錦紗 きんしゃ 図とか虎の種類で、黄色に濁り、はっきり現われないもの。

<く>
くび 葉と芋の付け撮。
首ずリ くびずり 芋吹きや根おろしの悪い時、おもとを首から切り取り、頭を根なしにすること。
首根 くびね 首元から出ている根=「上根」。

<け>
げい 葉表の変化を表わす言葉=「葉芸」。
蹴込み けこみ 覆輪の内側、または葉の中央あたりに突然一本の縞状のものが現われたもので、葉裏に抜けないで表面だけのものもある。
下駄切リ げたぎり 芋切りの一つの方法で、芋の中央から片側だけを直角に切り取る方法。
剣葉 けんば 針のように細く尖った葉。

<こ>
コウトメ   方言からきた言葉で、縞の状態を表わし、葉全体に細くむらなく現われた縞をいう。「千すじ縞」ともいう。
甲竜 こうりゅう 葉芸の一つで、葉の中央部を主脈のように走るヒダをいう。単に「竜」ともいう。
こし 芋と葉の付け根より立ち上がった部分。
腰折れ こしおれ 腰から葉が左右に折れ曲がる様。
コップ潰け こっぷづけ 首ずりした切り口をコップの水につけて発根させる方法。
凝る こる 強い葉芸とか、地質の異状のため、葉が伸びずに、新芽も伸びてこない状態。
ゴロタ   根のない芋だけのもの。
紺地 こんじ おもとの葉の色合いを表わす言葉。

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