<さ>
冴え さえ 主に図、虎、斑に用いる言葉で、白い部分が雪白となり、緑とその白の境がはっきりと分かれている状態をいう。
作上がり さくあがり 前年のでき具合より、よくできること。
作落ち さくおち 「作上がり」の逆で、前年よりでき具合が落ちること。
作得 さくとく 培養することによってよくなり、子が出るなどして大きく殖えること。

<し>
地合い じあい 葉表の肌を表わす言葉。
しかみ 葉がタテにしわになり、波を打っている状態。
獅子葉 ししば 獅子系の葉の特徴で、葉先が葉裏側にカールしているもの。
渋根 しぶね 根の表面に赤茶色のサビのようなものがつき、生長をさまたげる一種の病気。芋にもつく。
しま 葉芸の一つで、葉元から葉先に向かって入る、白および黄色のすじ。葉裏にまで抜ける。
しょう 主に図、虎などに用いる言葉で、親から引き継ぐ性質のこと。
しん 頂芽。
芯止まリ しんどまり 親木の生長点が止まること。古くなった木などで、人工的に芯を止めて子を出させることを「芯止め」という。
新根 しんね 新しく伸び出した根。

<す>
葉芸の一つで、葉に白および乳白色の小さくきれぎれに現われる模様のこと。
鈴虫剣 すずむしけん 葉芸の一つで、剣葉の元の部分が広く包むようになり、ちょうど鈴虫の輸卵管に似た状態のもの。
すずめ 群雀系のおもとだけが現わす葉芸で、葉先にコブ状の雀のくちばしのようなものがついたもので、「群雀」ともいう。
捨て芋 すていも 芋が傷んでいたり、芽当たりがなく、捨てるような芋。

<せ>

 

<そ>
双吹き そうぶき 「奴吹(やっこぶき)」ともいい、芋の両端から一本ずつ出ている芋吹きのこと。

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