'2001年お棚見学記(4) 愛知県の名棚を訪ねて
文・坂本宏治

【服部光克氏のお棚】

          宝生












                                熊谷千代田実生

 ご当地の案内やお世話をしていただきました服部光克氏は弟さんです。
実親はF1が大きく育っており今後の花芽が楽しみのようです。お棚は陽光獅子、丹山、華厳、舞子、聖岳、積雲、天元、寿堂、春松、寿冠、鯱、鉄扇、鳳翔、斑のよい中型の千代田獅子、熊谷実生が目にとまりました。
 お棚の奥には錦鯉の池と美しい野鳥の小鳥小屋があり趣味の幅広さがうらやましく感じられました。
 

【志知晃幹氏のお棚】

       逆鉾の松













                                渦潮

 羽島市の志知晃幹氏のお棚ではきれいな残雪の図が我々を迎えてくれました。
 間口が5pもあるような腰の太い晃明殿の図、官公、越天楽、天光冠、珠光、立派にできた王朝、斐叡、七貴、実親になりそうな大きな新生殿、これまた大きな最高閣、慈光、北斎、東明殿、和楽、楼蘭、千代田系は日出の松、三光の松、千歳の松、祝田の松、玉藻の松、不老の松、山雅の松、千代田の松の図、千代田羅紗系は松扇、寿松、玉松、羅紗地で逆鉾型の珍しい逆鉾の松等などがずらりと並んだ光景はまさに盛観の一言でした。



 今回のお棚見学はハプニングの連続で時間に追われたような感がありましたが、お棚見学の醍醐味は、写真でしか見たことのないおもと、名前だけを聞いたことがあるおもと、これから世に出ていくおもとを先に見る楽しみ等などが味わえることです。

 また訪問先や地元業者さんとの会話がおもとに関する知識を豊富にし、さらには今後のいい人間関係を築くことができるということもおもと趣味ならです。今回参加されなかった方、次回はぜひ一緒に参りましょう。

 最後に大変お世話になった訪問先の皆さんと奥様そして業者の方に誌上を借りてお礼申し上げます


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