'2001年お棚見学記(3) 愛知県の名棚を訪ねて
文・坂本宏治

【友松眞二氏のお棚】

        御棚













                          千代田羅紗実生

 友松眞二氏のお棚は立派な石組みの庭を通り抜けたところにあります。おもとの培養を始めてまだ日が浅いと言われますが、すごい棚です。
 天元、八雲錦、玉雲、華厳、嵐山、力和、琴治、白塔、春山、麒堂、最晃閣縞覆輪、富国殿、官公、松籟、珍しい瑞泉の図、天台、雲伯、円空、積雲、舞子、縞のきれいな羅紗獅子の序の舞、玉松、寿松、春松、根岸の松の図、丸姫、栄翔、萬翔など大貴品がずらりと並んでいます。


【平野大白園様の御棚】













                               千代田実生群






 次はお棚見学では大変お世話をいただいた平野大白園様です。さすがに何でもそろい美しく見やすいお棚はいかにも業者さんの御棚でした。


【服部智英氏の御棚】

       祐大の松



 服部智英氏はご兄弟でおもとを楽しんでおられます。ご自分で作出された多くの実親が所狭しと並んでおり、お棚では立派な王朝、葉幅広くガシの見える羅紗千代田の祐大の松等全部のおもとが縁金鉢に植えられており、おもとに対して畏敬の念を持っておられるように感じました。













                              千代田実生
                         

(つづく)
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